About us清水園について

救護施設 清水園は、昭和32年関係者のご尽力により、中央共同募金会からお年玉年賀はがきの寄付金の集中配分で、当時の香川県知事金子正則氏や香川県共同募金会及び香川県社会福祉協議会会長細渓宗次郎氏などで慎重に協議され、救護施設の建設が決まり、昭和33年12月1日に開園しました。
清水園という名称については、関係者の方々から50に近い名称案が寄せられました。坂出市西庄町八十場の有名な湧水の由来から、金子知事の指導で決定しました。
What is「救護施設」とは?

救護施設は、身体や精神に障害があり、経済的な問題も含めて日常生活をおくるのが困難な人たちが、健康に安心して生活するための保護施設です。
平成27年度10月現在で、全国に185か所あり、約17,000人のさまざまな障害が持つ人がともに生活をおくっています。
救護施設の位置付け
救護施設は、生活保護法を根拠とする保護施設であり、社会福祉法における第1種社会福祉事業です。生活保護法第38条において次のように規定されています。
「救護施設は、身体上又は精神上著しい障害があるために日常生活を営むことが困難な要保護者を入所させて、生活扶助を行うことを目的とする施設とする。」
日本国憲法第25条では、「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」 とうたわれています。生活保護法第3条では、「この法律により保障される最低限度の生活は、健康で文化的な生活水準を維持することができるものでなければならない」と規定されています。
救護施設は、日本国憲法に保障されている「健康で文化的な最低限度の生活を保障する」ための生活保護法を根拠法とする施設として、次に述べるとおり、障害の種類等に関わらず、必要な人に必要なサービスを提供できる総合的な福祉施設としての機能を持つ施設です。
救護施設を利用する人
救護施設は、身体や精神に障害があり、経済的な問題も含めて日常生活をおくるのが困難な人たちが、健康に安心して生活するための施設です。
他の障害者福祉施設と異なり、身体障害・知的障害・精神障害といった障害の種類によって対象が規定されておりません。
実際に、救護施設には、身体障害のある人(視覚障害、聴覚障害、肢体不自由などさまざま)、知的障害のある人、精神障害のある人、それらの障害を重複して持つ人、アルコール依存症の人、ホームレスの人など、多様な人が生活しています。
居宅生活訓練事業

清水園は、居宅生活訓練に取り組んでいます。
利用者さんが、自立した日常生活又は社会生活を営むことができるよう必要な訓練を行うプログラムです。玉祉会が建てた居宅用住宅に入居し(3名入居可)、自炊しながら園に通って、日中は園内作業を行っています。
2年間の訓練が終われば、園から出て一人暮らしをすることを目標として訓練を支援しています。
History沿革
昭和32年度のお年玉付き年賀はがきの配分を受け、入所定員100名の救護施設として昭和33年12月1日に事業を開始。
更に昭和36年6月1日に定員50名の緊急救護施設を併設しましたが、昭和44年4月1日よりこれを廃止し、150名定員の救護施設に一本化しました。平成5年1月に寮棟の大規模改築を行うとともに、平成27年春に食堂、医務室、大ホール等の機能を有する管理棟を改築し現在に至ります。
Purpose社会福祉法人玉祉会の目的
私たちは、多様な福祉サービスがその利用者の意向を尊重して
総合的に提供されるよう創意工夫することにより、
利用者が、個人の尊厳を保持しつつ、
自立した生活を地域社会において営むことができるよう
支援することを目的としています。
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